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モールドコネクトとは
モールドコネクトは、NeuraConnect(株)が樹脂成形工場のIoT化を促進させる為に、【手軽に・すぐ・使える】をモットーに開発したクラウド管理システムです。 金型のショット数・サイクルタイム・温度データ等を自動で記録し、金型のメンテナンス履歴も残すことが可能です。 記録されたデータはPC及びスマホから確認が可能となります。
〈導入したらできること〉 ①金型ひとつひとつのショット数、サイクルタイム、温度をリアルタイムで確認・振り返りが可能です。 ②温度やサイクルタイムに異常が発生するとすぐにわかります。 ③一目でメンテナンスが必要な金型がわかります。

システム構成

システム構成イメージ
上記の通り、以下の3点で構成されています。
- ・ モールドコネクト(クラウドシステム) →クラウドシステム
- ・ スマートショットカウンタ(SSC) →金型ごとのショット数管理が可能になります。生産性向上、品質向上に繋がります。
- ・ 多点温度計(MTS) →リアルタイムの温度管理を行い、生産性の向上及び成形品質の向上に力を発揮します。 ※WifiルーターはNeuraConnectにてご用意をします。 準備は100V〜240V電源のみで大丈夫です。
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スマートショットカウンタ(SSC)とは?
金型の加工が不要で届いたその日から使用頂くことが可能なショットカウンタです。 タグをSSCで読み取り、金型ごとの〈ショット数〉、〈サイクルタイム〉、〈データ取得日時〉を自動でクラウドシステムに記録します。 ショット数やサイクルタイムの日時がわかるので、品質不具合対応時のトレーサビリティや金型メンテナンス時期の管理に非常に有効です。
取付方法
【SSCの取付】
SSCは成形機に一つ取り付けてください。 100V〜240V電源が必要ですので、事前にご用意をお願いします。 SSCはマグネットでワンタッチで取付可能です。 ※取付治具は設置状況に合わせて、複数種類ご用意できます。 SSCの読み取り面とタグが重なる位置(5〜10mm以下の距離)に設置をお願いします。

【タグの取付】 タグは金型毎に、1つ取り付けてください。 タグはNFCタグ・ナンバリング用紙・マグネットをエポキシ樹脂でモールドしています。 タグ取付治具を使って設置してください。 タグには〈累積ショット数〉が記憶されています。(SSC毎ショット時に書き込み)

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多点温度計(MTS)とは?
4点を同時計測できる、Kタイプ熱電対用センサーモジュールです。既設のKタイプ熱電対も接続可能です。 〈温度〉・〈データ取得日時〉をショットカウンターと同期して自動でクラウドシステムに記録します。 接続コネクタは数種類用意しているので、ご希望の用途に合わせて、ご用意できます。

使い方例
様々な用途での導入事例があり以下に3つの用途を記載します。 その他の用途での導入を検討される場合は、メーカーとご相談をお願いします。
・金型の温調配管に取り付け、IN,OUTの温度差を記録 ・温調機の配管に取り付け、IN,OUTの温度差を記録 ・温調表面に取り付け、金型表面の温度推移を記録

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まとめ
モールドコネクトシステムを導入することで、以下内容が可能になります。
- 過去データの振り返りができます。 →ショット数・サイクルタイムと温度を計測した時間を持っているので、過去データに遡ることができ、品質不具合対応時のトレーサビリティが向上します。 - 不良が出る前に金型メンテが可能になる →金型メンテをシグナルとメールでお知らせするため、不良が出る前に金型メンテが可能になります。 - SSCのサイクルタイム変化で、計量のばらつきがわかる →サイクルタイムを継続的に記録していると、0.1秒〜0.5秒程度の変化が見られます。 その原因を探ると、例えば再生材や樹脂温度等がばらついいている影響により、計量のばらつきがあるようです。 - チョコ停の日時、停止時間がわかる。 →SSCのサイクルタイムを継続的に記録しているため、チョコ停時間を過去に遡ってトレースできます。 - MTSで送媒、返媒の温度差を継続的に測ることで、冷却配管内の詰まりなどを検知できます。 →例えば5℃温度差があったものが滑らかに4.5℃に減少することが捉えられ、今まで流量測定でも検知が難しかった冷却配管内スケール状態(詰まりなど)を検知できるようになります。
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価格
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①使用料

②購入品価格表

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動画
【製品紹介】モールドコネクト、スマートショットカウンター
(YouTube:NeuraConnect株式会社より)