💡
基本情報
【高速+制振による生産性向上】をコンセプトに開発されたハイサイクル対応取出機。
最適設計採用による駆動部質量の削減で高速動作を実現。 上下軸はCFRP採用による振動減衰性能の向上に加えて、制振技術により制定時間を短縮することで、生産性向上を実現。 対象型締力:100t〜650t 対応コントローラー:E-touch Ⅱ E-touch compact-YC 使用可能な補助金:情報収集中

💡
特長
京都大学との共同研究
最適設計とは、ロボットの機構やその動きを考慮し、CAE(計算機支援技術)により理論的な最適形状を求める手法です。 近年、飛行機や車を軽量かつ信頼性の高い構造にするために応用されたりしています。
ユーシン精機では、京都大学との共同研究により、まずアタッチメントヘッドに採用。 実用化後はHSTシリーズ以外にも、下記機種に採用しています。 【最適設計対応機種】 ・HSAシリーズ(超高速対応機) ・TSXAシリーズ(超高速対応・サイドエントリータイプ) ・YDシリーズ?(汎用機)

日本機械学会賞(技術)受賞
「構造最適化技術に基づく高性能射出成形機用取出ロボットの開発」が日本機械学会賞(技術)を受賞しました。(2011年度)
従来機比 25.4%の軽量化
最適化技術により部品や構造物など、それぞれを構造や形態にいたるまで軽量化を実現。 単なる軽量化ではなく、最適化技術により【最適な状態で軽量化し、且つ高い剛性を確保】を達成!! 【軽量化内容】 駆動部:約72.5kg 削減。(従来機比:25.4%減) 駆動モーター:9.2%の高速化を実現。(従来機比) ※モーターの大型化はせず実現。
整定時間を 98.6% 短縮(従来機比)
最適設計により、固有振動数や、振動の減衰特までを検討対象としました。結果、整定時間(振動が基準値に収まるまでの時間)の 98.6% 削減に至りました。
9.2%の取出時間削減(従来機比)
大幅な整定時間の削減により、取出ロボットの各種タイマを短縮することが可能になり、実成形時のサイクルタイム短縮に貢献します。
精密成形・微細製品に対応
動作時・停止時の振動が少なく、振動減衰性も高いため、精密成形品、微細製品などにおいても、高速で安定した取出しが可能になりました。
💡
仕様
機種 | 型締力 可搬重量 | URL |
---|---|---|
HST-150 | 100〜220t 3kg | https://www.ype.co.jp/product/uploads/hst150.pdf |
HST-250 | 180〜300t 5kg | https://www.ype.co.jp/product/uploads/hst250.pdf |
HST-400 | 280〜450t 10kg | https://www.ype.co.jp/product/uploads/hst400.pdf |
HST-600 | 400〜650t 15kg | https://www.ype.co.jp/product/uploads/hst600.pdf |
💡
参考動画