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基本情報
DMD4+N2Pによる黄変対策システムの紹介です。 DMD4は以前に紹介をさせて頂いた光学成形品向けの除湿熱風乾燥機です。
N2Pはホッパ上部に設置し、窒素を注入する装置になります。 乾燥された樹脂が輸送され、シリンダ内に入る直前まで窒素で充満されたホッパに留まることで、できるだけ酸素との接触を減らし、黄変の対策へとつながります。


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特長
従来の循環方式では窒素ガスの濃度を99.9%以上に維持することが難しく大きな課題でした。 このシステムではそれを改善して効果を出しています。
- ・ 窒素濃度99.0%に比べ40%の改善ができました。(松井製作所調べ)
- ・ 窒素の使用量が10から15ℓ/minと少ない風量ですみます。
- ・ 循環輸送にN2ガスが不要になるので、輸送が性能低下につながりません。

信頼性
乾燥フィルタに耐熱性高性能フィルタ(0.3μm /99.97%)を採用し、加熱されたエアを最後にクリーンします。 また、バッチ輸送にはコンタミが発生しない、マツイオリジナルのプッシュダンパーを使用しています。

樹脂粉の除去
マツイオリジナルのエアロパワーホッパーは材料を輸送しながら、気流で樹脂粉を除去します。

メンテナンス
ダストの自重で分離されるサイクロンセパレータによる、フィルタの清掃頻度を減少させました。また、手動バタフライバルブの採用で乾燥運転中のメンテナンスも可能です。

安全性
ヒータ制御回路にSSR(無接点リレー)の採用により、メンテナンス頻度に低減と安全性を大幅に向上しました。
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仕様
DMD4

N2P
